ドゥカティSS900で北海道ツーリング 2002

最終更新日: 2018年8月13日

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8月12日:5日目

根室〜三石

夕べとまったライダーハウス「インディアンサマーカンパニー」。

道路に面している側にバイクを並べるのは、高額バイク乗りとしてはちょっと心許ないですな。

クリックするともう1ショットあるよ☆

長野県は松本からシティで温泉巡りの旅をしているというカワイイ女の子をパチリ。

ライダーハウスの内部。こちらが男性のフツーの寝室。壁一面に、毎日撮ってる宿泊者の写真が貼ってあります。シーズンオフは1人のときとかあったりして、結構見てるのもおもしろいですな。今回は20人弱かな。

中央の小さな入り口の向こうは安眠室。みんながわいわいしている時にさっさとお休みになって、翌朝早く出発したい方用。

しかし、朝早く出発するのは寒いですぞ、今回。

まず、寒くて目が覚めました。

そんでもって、どうにも寝袋だけでは寒いので、1階の荷物置き場から、銀マットを持ってきて敷いて、上からレジャーシートをかぶって寝てました。この室内の気候は完全に冬ですよ、冬。

寒くて出発の準備ものろのろになってしまいますな。

道道142号根室浜中釧路線に入る。落石で右折しそこなって落石岬方面へ突入。

えい、この際岬にも行くぜい。

と、その前にカッパ着用(寒すぎ)。

落石岬へ行く道は途中でいきなり浜辺に出て、どうみてもその先は砂利ダートなので挫折。弱いっていうかSS900でダート走るのは変人です。

Uターンして、先ほどのT字路を正しく左折して道道142号を堪能。カッパ着てるとカメラ取り出すのが面倒なので写真の枚数が減ります。快適なツーリングロードって感じです。時折雲の切れ間から太陽が覗いたりしてホッ。

ちょっとですが青空。

北太平洋シーサイドラインとも書いてあります。ですが海岸線はあんまり見えなくて、どちらかというと木立の中を抜ける道です。同じライダーハウスに泊まっていたハーレーの人とさっきから抜きつ抜かれつ(巡航速度はこっちの方が上だけど、こっちはとちゅうでしょっちゅう休むし(笑))。

ムツゴロウ動物王国の前を通過。見学はできないんだっけかな。素っ気ない看板が2箇所出てて、そね君は気づかなかった模様。

霧多布岬到着。寒いのでここらで温泉に。「ゆうゆ」という温泉があるようなので、そこへ向かいます。到着するとオープンは10時から。現在9時半。……寒いので岬巡りをしてでもここで一風呂浴びるコトに決定。

まずはすぐ近くのアゼチ岬。霧ですなあ。

そしてここが霧多布岬。霧ですなあ。

立ち入れる一番奥まで来たところです。霧ですなあ。

途中に咲いていた花。紫が可憐です。

霧多布岬の北側の海岸線。霧ですなあ。

霧多布岬の駐車場。霧ですなあ。

さて、先ほどの「ゆうゆ」でひとっぷろ浴びます。小学生くらいの少年がひとりでおじいちゃんちにきているらしい。ちょっと近代的な湯で、きりしま好みではないなあ、などと思ってみたりして。

コーヒー牛乳に挑戦。まーまー。クセになるほどではないかと…。

駐車場で隣に銀色のZZR400停めていた人とそね君がなにやら話していた。

彼「1300ccですか。いいですね〜。こっちも、ドゥカティだし。いいな〜」

大型バイクにあこがれているらしい。

そね「ZZRだから北海道の道が楽そうだね」

とか話していたとのこと。

ガラコのバックミラー用を使ってみる。粒子が通常のガラコより細かいらしい。スプレー式でいいかと思ったが、ヘルメットのシールドにはフツーのガラコでないとダメな模様。一応ミラーにも使ってみたけど。

霧多布岬を発って、霧多布湿原を見ながらMGロードを北上し、茶内からR44で西へ向かいます。今日は天気予報による明日の天候の崩れを考えると、北海道の背骨は越えなければならないと予想しています。バリバリ走って釧路で昼食。

そね「霧多布経由で釧路へ到着。今昼飯。
寒いけど今日は頑張って走らないと明日帰れないぞ〜(笑)。
雨がやんでくれたのは有り難い!」

ホームセンターで念願のマントルを購入。北海道の大きな都市のHomacでは結構キャンプ用品が豊富でいいです。もっとも、ライダー用ではなく、車のファミリー用ですけどね。燃料とかの消耗品は補給できます。コンロなどの器具類はファミリー/車用サイズばかりなので、やはり、都内専門店などで調達して持参するべきですね。

昼食は釧路市内の中華食堂「龍花飯店」(37-1230 火休)。きりしまは例のごとくエビチリ丼。そね君はなんだったっけかな、と春巻き。エビチリ丼が700円というのも安いなあ。なんかウニ丼とかの価格帯を見ていると北海道の食費は高い気がするけど、こういう普通の食事はボリュームがあって安くてうまいなあ。

そね「北海道の飯は総じて安くてうまいんだよ」

昼食が済むと今度はR38を西へ西へ。

寒いので黙々と走る。黙々と走ると写真もない(苦笑)。

そしてR338天馬街道に入る。なんにもない。写真もない。快適に走り抜けるのみ。もう日も傾き始めていて(曇っててあんまりよくわからないけど何となく暗くなってきている)、まだまだ残している距離も多いので、ペースも上がる。

二人には襟裳岬に行く時間もディターミネーションもあんまりないので、今回は豊似からR236で幌別へ抜ける計画です。

峠を抜ける間約50kmはGSなしなので、その手前のホクレンで給油の予定。浜大樹近くのホクレンではハイオク扱ってなくて次へ。豊似のホクレンでもハイオク扱ってない…。給油できないし…。

結論)ハイオク車は無理せず、ガスは補給できるところでこまめに補給しましょう(笑)。

ということで、大食らいのXJRだけ給油して、大地に向かって大自然の要求に応えた後、峠道へ出発。GSのおばちゃんに勧められて三石ファミリーキャンプ場を今日の宿泊地に設定。

いちおう燃費的にはなんとかなりそうだけど、飛ばして山道でガス欠になるのもアホなので、ここできりしまはエコランに切り替え。上のギアを使いながらのんびり走ります。

軽快に走っているとやがて前のトラックに追いついちゃって後半はイマイチでしたが、ここはなかなかいい道ですね。私ぐらいのテクですと、この位緩やかなワインディングだと楽でいいです。XJRは全然余裕とのことでした。きゅう。

峠も越えても、ドカの燃料警告計は沈黙したまま(ついても50km位は走れるはず…)なので、下りは通常走行に復帰。JRAの日高種畜牧場を始め、たくさん牧場がありました。「馬横断注意」とかね。もう夕方で薄暗いのであんまり馬は見かけませんでしたが。

無事幌別のホクレンでハイオクを給油(全然余裕)&旗ゲット。ここは黄色の旗だったかな?ホクレンの旗を集めるツーリングの人は、エリアごとに旗の色が違いますので、最初のホクレンでマップをもらって確認して走ること。今回はあんまり熱意なかったので、流れに任せて、違うGSでもどんどん給油してましたが。

さて、R235を北西へ進みます。

浦河のライダーハウス、エビス湯は発見できずそのまま三石ファミリーキャンプ場へ。(三石ファミリーキャンプ場の看板がわかりにくく、一瞬通り過ぎかけた。北海道のこの手の看板って、その場所のまさに入り口に1つどーんとあるだけで、予告看板とかないんだよね…)

自動車乗り入れ不可、というコトだったので駐車場にまわっていくと、我々を見とがめた管理人のおばちゃんが、

「もう閉めるから、バイク中入れていいから」

とのこと。しかし……、しめったコケ状の地面はバイクで進入するのはスゲー怖いんですけど。

キャンプ場は広々としていて、キャンプしている人もまばらでどこにテント張ったものか、と反対に迷ってしまうほど。

手続きを終えて手早くテントを設営。

きりしま「?」

ブランクが長くて多少記憶が混乱しているらしい。面倒くさがらずに出発前にきちんと設営テストをするべきですね(笑)。

ちょっとゴムにハリがなくなってて、自力で骨が完成しませんが、まあ、モンベルのムーンライトVですから、そんなに難しいこともなく設営完了。やっぱり、この手のツールは一流品に限るよね。手荷物をテントに投げ込んで、三石温泉のレストランで豪華焼き肉の夕食。すげーいっぱい食った。ビールもうまかった。

店のオヤジさんはゴールドウイング乗りらしくバイクの話で食後に盛り上がる。3年前に北海道に来たらしく、箱根の写真とかあるし(笑)。

外に出ると雨が降っている。ああ、また雨か…。

雨降ってるので三石温泉を浴びるのもちょっとおっくうになってそのままテントに引き返し、速攻就寝。あああ、雨の音がうるさいなりー。でも寝るなりー。もうザウルスも電池切れてるし暗闇でやることはないなりー。今夜限りだしランタンはつけてたけどね。


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